冷えについて

≪冷えが引き起こす3つの危険!≫


①冷えは自律神経を狂わせる!

自律神経とは呼吸や代謝、循環など、生命をたもつうえで一時たりとも欠かす事のできない機能をコントロールしている神経です。

自律神経にはそれぞれ相反する働きを持つ交感神経と副交感神経があり、その二種類の神経がお互いにバランスを取り合って作用する事で各機関の働きを調整し、私たちの体を円滑に機能させています。

そして、人間の体温は36.5℃~37.2℃が正常とされており、この体温が35.5℃前後で恒常的に続くことにより自律神経のバランスが大きく崩れ「自律神経失調症」となり、頭痛・めまい・肩こり・全身のだるさ・不眠・下痢・便秘など様々な症状が現れてきます。



②冷えは頑固なコリを作る!

冷えると血管が収縮して血行が悪くなることは誰もが知るところです。

では血行が悪くなるとどうなるのか?

血液によって全身の細胞に行くはずの酸素や栄養がうまく行き渡らなくなります。

その結果、細胞の機能が低下して代謝が悪くなり、筋肉などには血流で流しにくくなった疲労物質が次第に溜まって行きます。

これが頑固なコリの原因となるのです。

また代謝の低下は同時に産熱の低下も招き、「さらに体温が下がる」という悪循環が生まれてしまいます。



③冷えは免疫力を低下させる!

免疫とは、体に入ってきた細菌やウィルスと戦う仕組みの事です。

もし私たちの体に免疫力がなかったら、普通の風邪のウィルスであってもその繁殖を止める事はできません。

この免疫力というものはそれ程重要な仕組みでありながら「冷え」にはとても弱く、寒い場所に少し長くいただけでも免疫力が低下して風邪を引いてしまいます。

又、免疫力が低下すると風邪以外にも様々な疾病を引き起こす原因にもなりかねません。

この様なことから「冷え」が免疫力に及ぼす影響はお分かり頂けると思います。



『冷えていないと思っていても・・・』

「手足に冷たさを感じないので自分は冷え性ではない」と思っている方でも実は冷えを持っていたという事は珍しくありません。

例えば、顔や上半身は熱くて汗をかくけれど体はまったく汗をかかないという状態や、顔がほてったり、のぼせたり、頭痛を起こしたり・・・というものはすべて冷えの状態です。

冷えによって自律神経の働きが狂った為にそれらの症状は起きていきます。

自覚症状をあまり感じない場合は平熱から考えてみるという事も可能です。

人間の平熱は36.5~37.2℃までの間と言われています。

自分では冷えを感じていなくても、体温が36.5℃以下であれば体には「冷え」があるという事になります。



『どうゆうことが冷えにつながるの?』

エアコン・冷たい飲み物・シャワー入浴・ストレスなどが主に冷えの原因となります。

これらが恒常的に続くと冷えた体が出来上がってしまい、だるさや疲れが抜けにくい体になってしまいます。


『平熱を知ること』

冷えを知るにはまず自身の平熱を知る必要があります。

しかし自身の平熱を把握している人は少ないのではないでしょうか。

そこで平熱の計り方となりますが、まず1日に3回、朝昼夜と測ってみて下さい。

(数値は時間によって若干変化があります。)

それを3日ほど続けて平均を出す事で、おおよその平熱は見当がつきます。

(正常とされている体温・・・36.5~37.2℃)



※体温は運動・食事・入浴後などには上昇しますので15分~30分ほど安静にした状態で計って下さい。



≪冷え取り対策編≫

『家庭でできる冷え取り健康法!』

身体が冷え、体温が下がると身体の機能に異常をきたしてしまうという事はお話しさせて頂きました。

“ならばどうすれば良いのか?”という事ですが、ここでのお話は「家庭でできる冷え取り健康法」という事で「半身浴」と「足湯」を紹介させて頂きます。



『半身浴』

① 少しぬるめのお湯にします。

(37~40℃)

② 胸から下だけお湯につかります。

③ 時間は20~30分間



※身体の芯から温まり、汗が出てきて湯冷めをしなくなります。

※湯上りは汗をかいた分だけ水分を補給して下さい。

※その後は速やかに靴下、ズボン下等を用いて下半身の保温に努めて下さい。


『足湯』

① まずは容器を用意します。くるぶしより上、できればふくらはぎの途中までお湯の中に入るくらいのものが良いでしょう。

②温度計を使って41℃前後の気持ち良い温度でお湯を作って下さい。(※途中で温度が下がってきたら差し湯)

           ③全体的に汗ばんできたら終了です。



※足湯はお風呂とは別で、一種の治療法となります。(部分浴)

※病後、お年寄りなどの体力が低下している方は回数や時間を短めにして行って下さい。

※終了後は汗をかいた分だけ水分を補給して下さい。

※その後は速やかに靴下、ズボン下等を用いて下半身の保温に努めて下さい。



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